life of Mentawai in Sibert island ③

日本昔話なら
おばあさんは川へ洗濯へ
おじいさんは山へしばかりへ
なんてのが典型的だけど

メンタワイ族の場合
お母さんは川へ漁へ
お父さんは山へ狩りへ

お母さんが食事を作るのは
夜明け前と日暮れ後の2回で
日が出ている間は
火を使わない

とはいえ「サゴ」を
葉っぱに包んで
蒸し焼きにするぐらい?!
※にわとりもサゴを食べる

日中は
野生の果実や虫を
採ってきて食べる

子ども達は
虫を取ってきて
足をちぎり
胴体に糸を結び
ブンブン回す
虫がバタバタ羽を広げ
飛ぼうとするので
クルクル回る

しばらく遊んで
最後は羽を引きちぎり
パクッ!

えーっ!!
びっくりして固まってもたがな

とても貴重なタンパク源たろうけど
ただ食べるだけちゃうんや…
う〜ん…
一石二鳥というか
無駄はないというか
天晴れ!
ただただ感心する

農耕は(教えても)しない
※農耕はジャングルを破壊する

主食の「サゴ」も
所有者は決まっているらしいけど
野生に生えているもの

メンタワイにとって
ジャングルそのものが
財産であり
最低限必要な
衣食住のためだけに採る

声には出さないけど
いわゆる”祈り”を捧げながら
植物や動物を採っている

私が訪れた25年前は
完全な原始的狩猟採集生活

川沿いに高床式の家を
密集して建てないのも
狩猟採集生活を
維持するための知恵なんやろな
※密集して建っているのは政府が作った集落

ヤシの一種「サゴ」が主食
日本でいう米俵的存在
食べ物を分け合うのは義務
と言っても良いぐらい当たり前。
左ページはメンタワイの好物
ジャックフルーツとドリアン。
右ページの
蜂の巣・蜂蜜は
超ウルトラ級のご馳走です。
獲ってきた虫で
おもちゃ兼おやつを
作るサダカン
さ、女子は川へ行くよ!
ちゃんと衣装をまとって
漁をします。
小さな川海老や小魚を
すくってとります。
が!私は収穫できず!笑
ただの穀潰しですみません。